格安スマホとガラケーの2台持ちがおすすめ!
1台でも月額5000円以下に節約
スマホの月額基本料金の大半を占めるパケット定額料金は大手3キャリアにおいてどこも割高だ。この月額料金を節約するには、大手キャリアとは違う仮想移動体通信事業者(MVNO)から提供される格安スマホの利用をおすすめする。2013年頃から話題を呼んでいる 格安スマホ には、MVNOから提供されるSIMカードがスマホに使われている。格安スマホのMVNOとは?
MVNOとは、自らの電波帯領域を持たない、NTTなどの電波を借りて通信を提供するサービスだ。高速LTE通信のデータ容量や通信速度の制限が条件として付与されることが多い反面、大手キャリア月額料金の半額以下で利用できてしまう。しかし、2015年頃から、U-mobileなど、高速通信が無制限で利用できる有難いプランが多数登場してきた。以前の格安スマホはおすすめできなかった!
格安MVNOが現在のように多くの人に知られるまでは、スマホ初心者にオススメできるサービスではなかった。その理由として2点挙げられる。・音声通話ができなかったため通話専用の端末を持つ必要があった。
・通信回線と端末がセットになっておらず、SIMフリースマホなど別の端末を用意する必要があった。
もちろん大手キャリアショップに行けば、スマホが使えるまでの作業をすべてしてくれるので手間も知識も必要なかった。
そんなデメリットを解消するかのごとく、2015年から初心者でも手軽に格安スマホが使えるサービスが急増してきた。スマホ1台あれば、通信も通話も可能なプランが増え、さらに端末と格安SIMがセットになった格安スマホも購入できるようになった。
格安スマホ第1弾イオンスマホの効果
その格安スマホの代表が、第一弾 イオンスマホ。日本通信の音声通話付きプランと Nexus 4 とのセット販売で、基本使用料 と スマホの月々24回払い コミコミで月額2,980円という格安プランの登場。発売当時は、8,000台限定で売り出され、1か月後には完売してしまったという人気ぶり。急速に拡大する格安スマホ業界
この勢いに便乗するかのごとく、BIGLOBEやケイ・オプティコム(マイネオ)も音声通話付きプランとスマホのセット販売が開始され、瞬く間に格安スマホシェアが拡大した。さすがに、大手キャリア月額料金の半額以下でスマホが使えるのは、かなり衝撃的だった。
格安スマホのデメリット
格安スマホの音声通話付プランの通話料は大手キャリアと同じ30秒20円だ。同キャリア同士の無料通話もないのでかえって割高になってしまうのが難点だった。しかし、この通話料が節約できる手段おして、MVNOから提供される通話アプリを使う、または毎月の通話利用時間からカケ放題サービスに切り替えるのが得策だ。通話アプリは、通常通話の半額30秒10円という通話料で済んでしまうので、電話かけ放題の月額料金に満たないユーザーには有効な手段だ。格安スマホの電話かけ放題プランが登場
通話料は大手キャリアのカケホーダイプランには及ばなかったが、2015年9月7日より開始された「もしもシークス」による通話「かけたい放題」がスタート。いろいろな条件が伴うため、完全な通話かけ放題プランとは言い難かった。また、よくある節約手段のガラケーとスマホの2台持ちという手もある。データ通信専用として格安スマホを使い、通話専用に大手キャリアの電話かけ放題+ガラケーを使うという手段だ。ただ、いつも2台の端末を持ち歩かないといけないのが難点。充電器も2台必要になる。男性の場合、ポケットにいつも財布と端末2台が入っている状態は、ちょっとツライ。
このような、通話料対策は多々あるが、とうとう2015年10月末より電話かけ放題「NifMo でんわ」の登場で格安スマホ業界に衝撃が走る。月額1,300円で固定電話・携帯電話への通話が無制限ときた!連続通話が90分や相手先への番号通知が不十分な点はあるものの通話料対策としては十分なサービスと言える。
格安スマホの価格競争は続く
格安スマホにおける データ通信+音声通話プラン の価格競争は、まだまだ真っ只中と言える。月額据え置きで1ヶ月間使えるデータ容量が、高速LTE対応で、1GBから2GBへ、2GBから3GBへと増量されている。速度制限の緩和
この制限された容量を超えてしまうと、通信がストップするわけではなく、速度制限がかかってしまう。ほとんどのプランが速度制限後は200kbpsとなるのでデータ容量の使い過ぎには注意が必要だった。このような制限があるため、満足できるデータ通信ができない、といったユーザー向けにデータ容量無制限プランも多く存在するようになった。それだけMVNOを利用するユーザーが増えたという事だ。