格安スマホユーザーの半分以上は3GB以下!
データ容量が3GB以上必要なユーザーは少ない
格安SIMを購入するときに、まず決めておく事は、1ヶ月にどの程度の通信容量が必要なのか?たとえば、業界最安値が特徴の「DMM mobile」では、1~10GBのプランが7種類用意されている。この中でもっとも安いプランは「1GBプラン」だが、さすがに1GBでは心もとない。
通信を滅多にしない派はピッタリかもしれないが、あまり使わない派は少なくとも2GBくらいは必要になってくる。自宅や職場でWi-Fiが利用できる環境であれば実際3GB以上になりにくい。
統計としても、半分以上のユーザーが1ヶ月3GB以下というデータが出ている。
3GBのデータ容量とは、どのくらいの容量なのか?
メール送受信 | 約50万通分 |
通話時間(無料通話アプリ) | 約3時間 |
ウェブ閲覧回数 | 約1万回 |
動画再生時間 | 約30時間 |
このように回数や時間で見てみると、かなりの容量だと分かる。自宅や外出先のWi-Fiを利用すれば、3GBに達することは少ないと言える。ただ、データを消費しやすい動画再生やナビ機能などを連続で使用していると、
すぐに速度制限されてしまう。
速度制限が容量消費に影響
ほとんどのSIMには、速度制限が設けられている。たとえば、3日間でLTE通信360MBを超えてしまうと速度制限され、通信速度が200kbpsなどの低速通信に切り替わってしまう。月々3GBの容量があっても、連続して3GB分のLTE通信ができない。
実際に使用している「BIGLOBE 3G・LTE」のアプリを見てみると・・。

① 1ヶ月3GB分のデータ容量を利用できる。
② 3日間の容量が360MBを超えると速度制限され、終日低速になってしまう。
日付が変わりLTE通信が使えるようになっても、3日間の容量は2日前・3日前に使用したデータ容量はリセットされないので、結局、すぐに低速になってしまう。

③ 1ヶ月3GB分のデータ容量を利用できるが、実際に使ったのは2GB程度。
このように、速度制限されるためLTE通信を満足できるほど使えないが、逆に言えば、データ容量のムダ使いを軽減してくれている。MVNOによっては、余ったデータ容量を次月へ繰り越すことができるので、格安SIMを選ぶ際は「次月繰り越し」も検討する必要がある。
