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2015年07月02日

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格安スマホが必ず得するとは限らない!MVNO乗り換えで得するパターンと損するパターン

MVNOへの乗り換えは決して難しくないが、現状を十分知る必要あり!


2015年5月のSIMロック解除を前に何かと話題になっている。各MVNOから発売されている格安SIMは、その呼び名のとおり月額料金節約を目的として利用される。

ですが、データ通信専用や音声通話付きなど、それぞれの利用方法や従来のプラン割引によっては、MVNOに乗り換えた方が割高になってしまう場合もあるので注意したい。

大手キャリアのプランからMVNOプランへ移行した場合のケースを検討してみた。結果、3パターンのうち実質的に月額料金が節約できたのは1パターンのみになってしまった。

するパターン

 
パターン① 音声通話を頻繁に利用する
変更後変更前
キャリアドコモ(白ロム)ソフトバンク
スマホXperia ZiPhone 5s
プランIIJmio
通話プラン+データ通信3GB
ホワイトプラン
パケットし放題フラット
合 計12,551円12,525円

データ通信料が少なくなる傾向にあるが、通話料が倍増。音声通話を頻繁に使うため、10円/30秒から20円/30秒の通話料のため損失大。データ通信料は節約できたが、全般的に料金の差はナシ。

するパターン


パターン② データ通信は少ない
変更後変更前
キャリアビックカメラソフトバンク
スマホAscend G6iPhone 5s
プランIIJmio
通話プラン+データ通信3GB
ホワイトプラン
パケットし放題フラット
合 計1,624円6,620円

通信料が大幅に削減され、5,000円の節約に成功!もともとデータ通信自体が少なかったため、今まで余計なデータ通信料を支払っていたことになる。パケット定額料金5,200円を大幅に節約できている。

するパターン

 
パターン③ スマホ代一括支払い済
変更後変更前
キャリアmineoソフトバンク
スマホDINGO SiPhone 5s
プランmineo
デュアルタイプ
通話プラン+データ通信1GB
ホワイトプラン
パケットし放題フラット
合 計6,416円4,310円

従来の割引が受けられず、利用料金が増加!基本料金で大幅に節約できるはずが、日々の動画再生が影響して1GBを超えてしまう羽目に。スマホを一括購入したがために月月割もなく料金が上がってしまう。

格安スマホは必ずオトクではない

MVNOなら必ず安くなる」という思い込みから簡単に乗り換えるよりも、従来のプランをじっくり検討する必要がある。

MVNOに乗り換えること自体は難しくはない。家電量販店やネット販売で格安SIMを購入してスマホにSIMカードを差し込んで接続先の設定を行うのみ。MVNOによっては、利用するスマホ毎に設定方法の説明がネット上で確認できたりもする。

ただ、格安SIMが利用できるのはSIMフリースマホ、またはSIMとスマホが同じキャリアの場合のみとなるので注意が必要

例えば、BIGLOBEの場合は、SIMがドコモなので、ドコモのスマホであればSIMロック解除は不要となる。MVNOへの乗り換えはプラン料金に加えて、用意するスマホのコストなども検討する必要がある。

主要MVNOのSIM動作確認表を簡単にまとめているので参考にしてもらえればと思う。さらに詳しい動作確認は各MVNOのホームページを参考に。

主要格安SIM 動作確認端末一覧1)OCN モバイル ONE SIMカード動作確認端末一覧
2)BIGLOBE LTE・3G SIMカード 動作確認端末一覧
3)IIJmio SIMカード動作確認端末一覧
4)b-mobile SIMカード動作確認端末一覧
5)U-mobile SIMカード動作確認端末一覧
6)DMM mobile SIMカード動作確認端末一覧
7)mineo SIMカード動作確認端末一覧
8)Panasonic Wonderlink SIMカード動作確認端末一覧
posted by かおり at 16:04| 京都 | ■格安スマホへ変更する前に | 更新情報をチェックする